できることを できることだけ できるだけ

2017/07/31 11:41



明日から8月になりますが、今年は梅雨入りも梅雨明けも曖昧なまま、蒸し暑い毎日です。

今年は朝顔の盃を3色で作っています



今、介護や親族のお世話も始まり、彫りの制作は早朝からの三時間半と夜の四時間だけになりました。
昼間は寝ているかたわらで、絵筆を走らせています。

制作時間が短くなったぶん、更に気持ちを凝縮して一つ一つの作品にこめたいと、より強く思うようになりました。

冬のガラス展は、そんな気持ちから
百花 をタイトルにして、
2年かけて百の草花を彫ることにしました



人には人生のその時代にしかできない仕事が与えられると聞きます

小さい頃あまり家族でいられなかったぶんが、今、仕事として与えられたと思って・・
いくら心を尽くしても、通じない時も少なくないのですが、めげずに できることを頑張っていきたいです

そんな毎日に、制作が心を支えてくれていることを改めて強く感じています

まだまだ勉強したい、、
こつこつ作っていきます



今年は本当に酷暑で、友人知人が体調を崩したり頭痛に悩んでいます

どうぞご自愛くださいませ

スポンサーサイト

山の庭

2017/06/14 12:56
山の工房にいられるのも今年になり少なくなりましたが、
やはり山の工房で聞く森や林の葉擦れや夜明けの空気が絵を描かせてくれます

5月にしあげたグラスも冷たい山の風を思い出しながら制作しました



小学生時代、庭師になりたいと一時思うくらい庭が好きな子供でした

アレルギーで虫刺されと日焼けに尋常でなく悩まされるから無理!とすぐ気づかされ、幼い憧れは断念しましたが・・



勝手に花を植えてはいけなかったので、いつか自分の小さな庭をもって好きな花木や花を植えたいなと夢みていました

そのせいか、ボストン夫人の「グリーン・ノウ」シリーズや「秘密の花園」、サンドの「愛の妖精」など、庭や草花が主役の物語が大好きでした



大人になっても変わらずに、
工房を建てるとき、雪があまりなくて車で通いやすい北関東の山を選びました



山の工房は夏に個展で一週間留守にすると草ぼうぼうになり、戻った時には虫に刺されながら鍵をあける覚悟がいるほど

着いたらすぐに虫刺されの薬を塗るありさまです



が、草だらけの庭に咲く健気な花たちは作品のモデルさんになってくれて、大事な場所です



長くお待ちいただいたランプには工房で雑草とまざりながら咲いている花たちを彫りました

オダマキ 蛍袋 鈴蘭 つる薔薇 羊歯 葡萄 紫陽花に庭に住んでいる大人の妖精のイメージ

木の下にさしこむ光を輪郭をにじませて表現しました

工房と赤城や軽井沢の山は大切な場所ですが、



でも、山の工房でなくても都会の植え込みや整った公園や、おしゃれなパフェや練りきりにさえ、空想の世界は作れるのだとよく感じます






見ようとすれば、子供時代に見た妖精や動物がお話する世界はどこにもいますね

家族のことで制作時間が短くなりましたが、時間に振り回されずに何を作りたいかをしっかり持って制作していけばよいのだと思います

幸い、好きなものが重なるお客様とたくさん出会ったり、
忙しいのに手伝ってくれる友人にも恵まれています

慌てず、この道をシンプルに伸ばしていけばよいのだと思える今に感謝です



今日は病院の待合室

手術して半年
物思いを備忘してみました

北関東は梅雨冷えの数日です
皆さんもお大事にお過ごしください



やっと新年になったよう

2017/03/20 20:29


年末の ニイク の個展以来初めて工房にきたら、通路も落ち葉に埋もれ、ぶんたは潜水艦のようにもぐって前進する有り様でした

それでも、落ち葉をかきわけたらチューリップが育っていたり、クリスマスローズも数輪咲いていました



個展手術と続いても3ヶ月半で戻れました

幸いなことでした

さすがに疲れて、段ボールと梱包材でいっぱいの部屋はゆるゆる明日から片付けます

明日は四ヶ月ぶりの絵の教室が前橋であります

茨城県筑西市の羊毛やガラスの教室も来月から思わぬ場所ですることになりそうです



今できる羊毛や陶土で立体を作ることや
少し厳しいけれど、だいぶできるようになった絵を進めています


まだガラスは彫れないので、今年は発表の場を例年より減らして計画していますが、
お客様から 使っていただいているガラス作品を見せていただくとなおさら早く制作したくなります


お客様からいただいた写真です

今まであちこちからいただいているお料理やお花やランプで使われている作品をみると、もっとこんなふうに!と思ったり・・


でも、まず落ち着いてオーダーいただいている朝顔の盃やコスモスのお皿やお対のランプの二つ目を彫り始めたい

やっと私も新年になりそうです
感謝です


2017年 再開しました

2017/03/01 16:25
2ヶ月半ほどお休みいただきましたが、今日、3月1日から仕事を再開します。



数年前に予定をたて、年末の個展のあと工房に帰らず、そのまま目のために入院手術いたしました。

失敗したら失明と言われていましたので、万一そうなっても後悔ないよう皆さんの協力を得て、この三年は特に様々な彫り方に取り組めました。



また、ガラスの彫りに戻れなくても、別の表現で心にあるものを制作できるよう、還暦になったらライフワークとして発表しようと描きためていた平面作品も そういう経緯から
思いがけず早い年頃から発表し始める踏ん切りがつきました。

おかげで、渋谷Bunkamura 軽井沢恵みシャレー 目白貝の小鳥 東中野silent music 表参道ギャラリーニイクのご理解で展示でき、国内外の皆様のお部屋へ旅立っていきました。



会場にいらしてくださったり、遠方からネットを通じて励ましてくださった皆様、ギャラリー、美術館、そして技術や創作のヒントをくださっている各地の工房や家庭にいる友人たちに改めて深く感謝申し上げます。

入院手術中は局所麻酔でしたので目を刺されたり引かれる感覚をまぎらわすのにも、楽しいことを考えよう~としたら出てきたのは
年末表参道でオーダーいただいたコスモスのお皿の花と葉の配置をどうしようかということでした。


2月半ばに目から糸を抜いてからは、視力は以前よりまた落ちましたが、それでも大きな字を読めたり、ぼんやりながら描けるようになりました



もうこれからはPCの目の負担だけでも減らそうと、縁故のあるプロの方にHPなどPC関係はおまかせして、今週末にはリニューアルしたHPが開きます

そのときに、今年度の予定や告知をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。



この三年は、目が見えても見えなくても これからどうしたいかをよく考えていました。

この道に入ってから、どんな表現でも制作したいということは固く変わらなかったのですが、
なにを?ということが今回明確になりました。

以前より暮らしに心が和む美しい日用の器や楽しめるものをと願っていましたが、
今回まったく制作できないことで、制作がどんなに私自身を癒してくれていたかを思い知りました。
お客様から 癒される 和む とお声をいただいていましたが、一番癒されていたのは私でした。



これからはそこをもっと自覚して、作る私 手にしてくださる皆様が ほっとしたり 思わず微笑んでしまうようなガラスをはじめとする様々な作品を、自身に妥協することなく、更にじっくり制作してまいります。

粗忽な私ですが、新たにスタートいたしますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします



最後になりますが、入院療養中に、
訃報をいただいたり、友人知人が家庭で療養生活をしたり入院する知らせが幾つかありました。
ご家族をお見送りした方のお気持ちが少しずつ癒されますように
また、療養 入院中の皆様には無事に回復していかれますようにお祈りしております。
共に頑張れますように。













チャリティの報告

2016/10/20 18:23
貝の小鳥さんでは富弘美術館のWSに参加くださった方からブックカバーやマスクなどの小物をお預かりして例年通りチャリティをつのりました。

合計が4536円になりました。
ご報告いたします。
こんなにたくさんいただけないはずでしたし、でないはずの端数まで・・
本当にお気持ちがありがたいです。

厚くお礼申し上げます。



12月の個展でのチャリティ分とあわせ、柏木教会を通じて、支援が必要な子供達と被災地へ献金いたします。

その合計額はギャラリーニイクでの個展が終わりましたら、
改めてご報告いたします。

ご協力いただく皆さんにも楽しい気持ちで参加いただけるようこれからも続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。

赤城に帰りました

2016/08/21 18:03
軽井沢の個展のあとに、仙台にいってきました。



友人の親切と 体調が少し整わなかったので東北 仙台の街の方々にも親切にしていただき、充実した旅になりました。ありがとうございました*

ひさしぶり、というより昔々何回か訪ねた仙台では

宮城県立美術館の常設以外に ぐりとぐら の特別展が開かれ、本当に勉強になりました。



ライフワークとしてもっと年を重ねたら、版画で物語をまとめたいと以前から願い、少しずつ数年前からほかの小作をご覧いただいています。



ぐりぐらの鉛筆やインクで何回もたどられた線、言葉の配置・・
原案を見られてよかった✨

松島ではいつかお祈りしたかった被災地で手をあわせることもできました。

島の肌が崩れたり松が枯れたりしているところもありましたが、
やはり松島は美しい風景でした。



今回は友人が調べてくれた円通院に向かいました



小さな墓所である場所ですが、お庭は小堀遠州で、支倉が持ち帰った薔薇のモチーフがあしらわれたり、薔薇の咲く一画もあり、さすが伊達の味わい!と感心しました。



明日一日工房を掃除して明後日からまた製作にかかります。

まだまだ暑く、台風も心配されます。
どうぞお大事にお過ごしくださいませ。

秋からもよろしくお願いいたします。