春の盃~水仙

2015/01/10 18:13
寒に入り、寒さが厳しくなりました。山も連日風が強く、夜は一段と星が美しい季節です。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。



昨年からのお約束のものを幾つか仕上げられました。

水仙の器は、還暦のお祝いにご主人へのプレゼントとして・・特に人生の節目になる記念品に選んでいただいて、緊張しながら作りました。

お誕生日にラッピングなさるのに間に合うよう急ぎましたが、作り出したら楽しくて何回か下絵を変更してもどんどん進み、お約束にゆっくり間に合い、ホッとしました。



そして、お嬢様にもペアでと・・いろいろお花を考えましたが、ペアなら何か共通するものがあったほうが楽しいので、今回は 香り でつなげました。
水仙もユリも清らかな水の香りを感じます。

そして、夏生まれだからユリに。

さらに迷ったのは、山ユリか白ユリ(鉄砲ユリ)か メールで打ち合わせを繰り返し、お好きな画家がモチーフにしているのは白ユリなのが決め手になり、花は決定!

水仙は冬の花のイメージがことのほか私には強いので、通年使いもできるよう淡く淡く彫り、
酔うにつれ琥珀に緑の流れのほうを意識していただけるようにしました。
ポイントにキラリとした一葉を縁に添えました。

そして、全体は慶事の伝統柄である熨斗のラインです。

今回の主役はお父様。
形が強いユリと並べて、水仙が負けないようにユリは小さく描いて優しくしました。
全体はお父様の水仙のラインをなぞって・・



これからが人生のスタートであるお嬢様には広い自然の中に咲く姿がふさわしいと思い、空と野を連想していただきたく、小さい雲を一つだけ添えました。
仕上げて眺めたら水溜まり?にうつる空にも見えました。

お渡ししたら 水を連想してくださったそう。
ユリとユリのいる自然を、気分よく感じていただけたらうれしいです。

仲が良いご家族のますますのお幸せを祈って。

ペアとしてお膳に並べたら、とても似合う仲良しな器に見えるといいなぁ・・

山の工房から生まれたものが、遠くの街のご一家で長く使っていただけるなんて、ありがたいご縁です。



個展でも皆さんがじっくりご覧いただいて選ぶ楽しさと疲れ?を感じてくださるのですが、

オーダーでも、やはり何回かのやり取りがあって、、
のえさん、しつこい~!と言われそう・・です。
でも、未熟ながらお気持ちにぴったり添える作品にしたくて、、ご理解くださいませ。

水色にモスグリーンの小さな盃、オーダーでもなく自由に作りたくて作ってみました。



いつも励ましの言葉をたくさんくださって、ありがとうございます。

いただくたびに、皆さんの言葉にふさわしい制作をすることがお礼の気持ちになると身にしみて感じています。

ゆっくり慌てず頭の中にあるものが形になるよう制作します。
誠実に取り組んでいくことしかありません。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。








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