月光を浴びて 9月を思う

2015/09/30 17:14


たくさんの人が見上げた9月の満月

10月10日から11月3日までの版画小品展のタイトルは、はからずも「月は見ていた」です。

春のころ、友人から勧められてアンデルセン童話を読み直しているうちに、
月光を浴びるといつも受ける感覚を 一群の平面にしたいと思い、今日まで版画に彫り手彩色した作品のなかから10点を選び、目白 貝の小鳥さんでご覧いただけるように準備しました。
明日から額をつけられるところまで来ました。


月は3才の私も大人になった私も、戦場も子供が安らかに眠る家の屋根も
あまねく照らしているのだということを改めて気づくと、不思議な畏れにも似た感覚に包まれます。

時間や国を軽々と越えてしまう月の光
昔々から人をひきつけてやみません


「慈しみ
天使は私たち一人ひとりの中にいる」

月は、悲しみをなだめてくれるような そして心の中にある善きもの・清浄なものをひきだしてくれるような気がします。

月に照らされて静かに自分の中に沈潜していくと、ダメダメな私にもまだあるそんなところが、私自身を包んでくれるまるで天使の羽のような・・そんな気がするのです。




今月は、まるで小学生のいじめのように私本人には黙ったまま 私の周囲の人に中傷メールがしつように流されていて、その方が知人であるだけに胃潰瘍になるほど傷つきました。
仕事としては法に相談しましたが、できたら お気持ちが直ってご自身も楽になれますようにとお祈りするだけです。

さらに同時期に尊敬する作家さんが亡くなってしまい、昨年同じ時期に亡くした仲間のこともしきりに思い出されて、 はかなさがしみじみ辛かったです。



でも、苦しいこの9月のおかげで、皆さんから励まされて、今更ながら暖かい友人知人に恵まれたことをありがたいと思えましたし、
作家というのは幸せだともより強く思えました。

肉体がなくなっても作品に思いは残ります。たくさんの作品を残された彼女の美しい精神は私の手元にもずっとあります。

そして、指が曲がったり、肘がすりむけても 制作中は幸せになれます。
ガラスを彫り、使ってくださる人に喜んでいただく前から自分がまず幸せになっています。
今回のような平面作品は、自分との対話だからさらに厳しい面があるけれど、やはり制作中の幸福感があるのです。


今回の作品には、制作中の私のつぶやきもタイトルと一緒に置きます。


「お姫さま
おばあさんになった今も
心の中には
小さなお姫さまが住んでいます
たぶんどんな女性の心の中にも
お姫さまは住んでいます」

どうぞご高覧くださいませ。


明日からは新しい月!

良いことがたくさんあるはず。

皆さんにもいろいろ波立つことがあると思います。
良いことが待っていてくれる!と思うと、良いことを引き寄せられるとか。

元気をだして、共に 気持ちは穏やかに10月を過ごせますように。
お祈りしています。



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